オンラインコース 1-1 本編(33:08)

 1. 上顎洞の解剖と従来型サイナスリフト法を知る

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オンラインコース 1-1 本編(33:08)” に対して2件のコメントがあります。

  1. 大町 浩二 より:

    有意義なご講演有り難うございます。
    ①サイナスリフト手術時の出血防止のための上顎結節部への局麻の量は1.8mlで良いでしょうか?  
    ②上顎結節部への局麻でサイナスリフト手術中の出血は回避できたとして術後の出血にて問題が
     起きる事はないでしょうか?損傷した血管への処置は必要ありませんか?
    ③ソケットリフト手術時にシュナイダー膜の穿孔を確認する方法としては他にどの様な手技がありますでしょ うか?どの様な方法が良いでしょうか?

    1. 高橋恭久 より:

      大町先生 
      この度はご聴講、ご質問ありがとうございました。
      ①につきまして、上顎結節の後上方への局所麻酔量はカートリッジ1本、1.8mlを目安としております。
      ②につきまして、血管を切った場合に術中は貧血状態であっても、当然術後はサイナス内にて出血の影響はあると思います。しかし、後上歯槽動脈の抹消の枝であるこの血管は、いわゆる下顎の舌下動脈のように重篤な影響を与えるものではなく、非常に細い動脈であると言えます。私が今までサイナスリフトを手がけた中でこの動脈を切ってしまった症例においては、特に損傷した血管への処置は行わず、自然治癒に委ねております。今までのところこの血管を切ってしまった場合と切らずに済んだ場合とで、術後に特段その影響変化を認めたことはありません。
      ③につきましては、ソケットリフト時にシュナイダー膜が破れたかどうかを判断する方法として、Neobiotech社製のアクアタップという水圧を利用して挙上する器具があります。これについては第三回の講義内容で触れますが、その器具を使用することでも判断が可能です。また第三回目をぜひ見てください!
      1. 写真に撮影して確認する、
      2. 先端が平らな器具などを用いて、ソケット内からシュナイダー膜が破れてないか確認する、
      3. アクアタップなどの水圧挙上器具にて確認する、
      の3つの手技しかないのが現状でしょうかね。
      以上、ご参考になれましたら幸いです!

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